投稿者:山崎真司
大分にいて2時間で行ける距離にありながら、博多にあまり行くことがありません。最近完成した新しい博多駅ビルも未だに行っていません。
今やインターネットの世界。写真はネットで色々見ました。そこで見つけた一枚の写真。博多駅ビルの大時計の裏側から撮られた写真だ。飲食店のようですね。
見た瞬間「あ、オルセー」と心でつぶやいた。まさに、オルセー美術館で体験した光景と同じでした。
[パリ:オルセー美術館]
博多ではレストランから博多の街を眺めるようになっていますが、オルセー美術館のそれは、通路のたまりから見るパリの光景でした。オルセー美術館が昔駅だったことを考えれば、必然的な一致である気もします。
時を刻む時計の裏側から街の風景を眺めるという仕掛け。その場所だけ時が止まっているかのような、または時を支配しているような、そんな感覚でした。しかも裏から見るということは、時計は反時計回りに回転しているので、日常から離れ自分の歴史をフラッシュバックさせるそんな空間であると感じました。
博多駅ビルのレストランではどのような空間体験ができるのか、近く行ってみようと思います。